AIDMA(アイドマ)の法則とは、アメリカのローランド・ホール氏が提唱した消費行動における仮説です。ビジネスの基本で、消費者の心理的プロセス・モデルを意味しています。
言葉の意味は、以下5つの頭文字をご確認頂ければと思います。
・Atention(注意)
・Interest(関心)
・Desire(欲求)
・Memory(記憶)
・Action(行動)
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1.Atention(注意)
当然ながら、消費者は自分が知らない商品を買うことはありません。
そのため認知というステップが必ず購買プロセスのスタート地点に存在します。
2.Interest(関心)
消費者は商品・サービスを知っている。しかし、まだ関心や興味を抱いていない状態です。このようなユーザーをいかにして、興味・関心のフェーズに引き上げていくかが企業にとって、次の課題であると言えます。
3.Desire(欲求)
商品・サービスに対する興味が湧いて、自分に必要だと消費者自身が判断したら、「欲しい」という「欲求」が生まれます。
4.Memory(記憶)
欲求が強くなれば、それだけ「記憶」にも残りやすくなります。
5.Action(購入)
一通り調べた上で、商品・サービスへの期待値が購入に伴う金銭的リスクや、心理的負荷を上回った場合、ユーザーは購入というアクションを起こします。
AIDMAの法則についての解説は以上となります。
もちろんこれらは1つのモデルであり、全員が全員同じ行動を取るとは限りませんが、1つの行動パターンとして押さえておかれると良いでしょう。